給付金・助成金オンライン申請(1)

Sure avenue to success

給付金・助成金オンライン申請(1)

コロナ感染症関連の給付金や助成金の申請で想定通りの問題が起きて市区町村の窓口やコールセンターが大変な状況になっている。

確定申告でe-Tax(電子申告・納税システム)利用に関する問い合わせが申告時期に集中するのとまったく同じ状況(原因)なことも想定通り。

問題はいくつかある。

①マイナンバーカードの普及が進まず、いざ発行申請しようとすると発効までに1ヵ月以上かかる。今回は、10万円の給付金をオンライン申請るための新規発行で市区町村の窓口が混雑している。

②既にマイナンバーカードを所持している方の場合は、カード発行時に窓口で決めた暗証番号を忘れてしまい、いざオンライン申請しようとして暗証番号間違いでロックされて利用できない。ロック解除のためには役所窓口に行くしかないので、窓口が混雑。

③iPhoneの場合は特にそうだが、マイナンバーカードのポータルサイト(マイナポータル)の画面フローが一般の方には非常に解り難い。Webサイト設計製作されている方から見れば、明らかに設計上の問題があるとの意見が多い。
一応、申し上げておけば、マイナポータル自体は今回のコロナ関係申請以前からあるもので、その使い難さは以前から問題が指摘されている。

マイナンバーカードを自宅でオンライン時に利用する場合、マイナンバーカードを読むためのICカードリーダーライター、又は読み取り機能のついたスマホ(AndoroidとiPhone各々の一部機種)が必要。

④まずスマホの場合、どの機種が対応しているかはマイナポータルではなく他サイトにPDFふぁいるで機種一覧が用意されてはいるが・・・。文字は小く、細かすぎて見づらいことも以前から指摘されている。加えて、別途、マイナンバーカード読み取り用のアプリもインストールが必須。

⑤ICカードリーダーライターについても数千円(汎用的なもので2~3000円?)することと、いざ購入してもドライバーのインストールやマイナンバーカード読み取りのためのアプリインストールが必要。こうした購入から環境の準備までを一人で実行できる方は、若い方や仕事やでパソコンなどを普段からよく利用する方や自身で個人的にソフトウェアのインストールなどができる方に限られる。
少なくともIT担当大臣には絶対にできないと思う。

ここまでが、オンライン申請のための環境を準備するまでの流れ。これだけでもいかにハードルが高いかご理解いただけると思う。

これに加えて、いざ申請しようとすると様々な書類をスマホなどで写真に撮り、その写真データをオンラインの入力画面にアップロードすることが必須。
この操作を悩まずにできる人もそんなに多くないはず。

このテーマはe-Taxも含め、更に書きたいので今日は問題のまとめまで。
乞うご期待?!

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